岐阜県 N様
品番 | ト‐1 |
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品名 | 8寸丸弓張 |
サイズ | 23x32 |
素材 | 和紙提灯 |
制作日 | H28.11 |
岐阜県 中野様
ネットをご覧いただき、お電話にてお問合せ頂きました。
御自宅を新築されるのに合わせて、家紋入りの提灯をご要望でした。
手持ち型の弓張提灯に家紋である「丸に橘」を描き入れました。
本来、弓張提灯は屋外使用の目的のものなので雨にあっても大丈夫なように「油引き加工」をするのですが、
油引きをすると、時間の経過とともに黄色く変色します。
今回の依頼は、「お飾り」としての用途でしたので、油引き加工しない仕立てにいたしました。
提灯と合わせて、提灯を入れる専用の木箱も併せてご注文いただきました。
木箱にも家紋を描き入れ、蓋部分に家名を書きました。
古くは江戸時代、提灯が日用品として使われていた時代は、この手持ち型の弓張提灯を箱に入れて、
玄関の戸袋に収納し、夜間の外出時に使用されていました。
今でも、旧家ではこの様な形式の古い提灯をお持ちの方が、提灯の修理をご依頼されることもあります。