創業享保十五年 高橋提燈株式会社

中山章建築研究室様より、寺門の形状や、立地条件など細かくお打合せし、製作にあたりました。

巣鴨はおばあちゃんの「原宿」と称されるほど、お参りが多く、昨今外国の方が多く参拝されるので、提灯の長さをあまり長くすると、手にあたったりする危険があるので、
当初４尺長(120×225)で計画しておりましたが、４尺丸(120×132)のサイズにいたしました。
ただ提灯を丸型にして短くなると、全体のバランスが寂しくなるので、紅白の提灯を横並びで２個設置することに決定しました。

白地の提灯は上下の木枠と文字色を赤色にしてより華やかな感じが出るようになりました。
また、門の張りが提灯の上部に掛かるので、文字を書く際に、通常より気持ち下目に文字位置になる様に
調整いたしました。
ビル風による突風が吹くことがあるので、提灯の下部側面に「振れ止めリング」を付け、五色の飾り縄にて柱で固定して頂きました。吹き降りの雨対策でビニールカバーも付けて頂いております。
２月の節分行事に間に合うよう、１２月の末の受注で、約１ヶ月間の工期で仕上がりました。