職場フォトギャラリー
お祭り用の華やかな絵柄入りの提灯も、手描きにて製作いたします。古いお使いの提灯がある場合、提灯をお預かりして、古い絵柄を参考にして同じように製作していきます
様々な大きさの異なった提灯を張り場では製作しています。白張り作業には「乾燥」が大切なので、風通しの良い部屋で作業をしています。一年を通して扇風機が必需品です。
ビニール提灯には、耐水性のビニール塗料で文字入れをしていきます。文字を間違えないように細心の注意を払い書いています。
天気のいい日は、油引きをした提灯を天日干しして乾かします。日々、天気予報と雨雲レーダーのチェックは必須です。晴れの日には、色とりどりの提灯が並んで、とても綺麗です。
張り上がった白張り提灯は、種類ごとに折りたたんで保管されます。温度や湿度に注意して保管しています。
提灯の木枠を取り付ける作業に使う「金床(かなとこ)」。作業中に動いてしまわないよう、重くて硬い木材に鉄の楔(くさび)を打ち込み使用します。写真の金床は40年ほどは使い込まれています。
提灯の骨組みとなる竹骨です。太さや厚みが提灯の大きさにより、様々あります。冬場の質の良い竹を割り、完成した竹骨を自然に乾燥させています。
提灯の木型です。各提灯の形やサイズごとにそれぞれ木型があります。竹骨が掛かりやすいように側面に凸凹の刻みがつけてあります。提灯型はとても高価なものなので、長年大切に使っています。古い提灯型では明治初期のものも残っています。提灯屋にとっては大切な宝物です。
10尺かぶら型提灯(直径3m)です。書き文字を際立出せる為に、文字の周りを白く残して赤く塗りあげていきます。最終チェックをし塗り残し等が無いか点検しています。完成品は愛知県名古屋市の大須観音(おおすかんのん)に奉納されています。
提灯を彩色する筆も用途にあわせて使い分けます。使い慣れた筆が職人には欠かせません。職人により使い勝手が良いように、筆を加工し工夫して使っています。
提灯の木型です。提灯型はとても高価なものなので、長年大切に使っています。古い提灯型では明治初期のものも残っています。提灯屋にとっては大切な宝物です。
提灯の上下についている木枠です。何度も塗り重ねて、光沢のある黒に仕上げます。自然に乾燥させ紙に包んで保管します。閑散期である冬場に一年分の木枠を準備します。
男性に職人さんに交じって女性の職人さんもいます。色や絵付けなどきめ細やかな作業が得意です。時々、服にいろいろな塗料が付いてしまうので注意が必要で、エプロンは必需品です。